創設者 範士八段 清水保次郎 略歴
明治四十一年八月二十七日 東京 京橋で生まれる。
昭和二年 剣聖 高野佐三郎先生の「修道学院」に入門
高野佐三郎先生はじめ、高野茂義先生、高野弘正先生より指導を受け
剣道一筋に打ち込む。
修道学院では、青年部長、女子部長を務め院生の指導にあたる。
昭和十六年 世田谷区経堂に「修誠館剣道場」を創設し、青少年の剣道指導を始める。
昭和六十年 文部大臣より剣道道場の普及、充実に尽力しその発展に多大の貢献したことにより 感謝状を受ける。
昭和五年 二十三才という異例の若さで京都の武徳会で精錬証を受ける。
昭和十七年 達士(教士)となる
昭和四十五年 剣道八段
昭和五十一年 剣道範士となる。

創設者の剣道哲学

現在の剣道界には、試合に勝つことを目的にした道場や、
団体が非常に多い。
竹刀の先が一寸当たり、ただ、勝った負けたに一喜一憂する。
それは、真実の剣道ではない。
真実の剣道は、打つことによって「己」を正し、
その剣が相手の心を打ち、
心服せしめるものでなくてはならない。